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八幡竈門神社

TEL/FAX 0977-66-1633

〒874-0011 大分県別府市大字内竈1900番地

御神亀(開運なで亀)


当社八幡竈門神社は神亀四年(727年)の創建で1280年以上の歴史があり、境内地も大字内竈字亀山と呼ばれ亀山という山の上に社殿が建っております。又、亀川地域の名前の由来となる亀川白亀伝説には当時飢餓、飢饉が続いていた最中、西国(現在の亀川)より白亀が見つかり、朝廷に献上したところ大変喜ばれ天下の瑞祥吉兆であると、朝廷は白亀をかえした後、年号を嘉祥(848−851年)に改めたと伝えられ、以後飢餓、飢饉も収まり国が安定したされています。亀川中央町(亀の甲広場)には伝説の白亀塚も現存しています。亀は幸運の兆しの象徴でもあり、御神亀は毎年最も縁起の良い方角(恵方)を向き撫で拝み頂き開運、繁栄、健康、長寿等様々な御祈願をして頂くことで願い事を叶えて下さることでしょう。

また2008年にはサッカーJリーグ大分トリニータのマスコット、ニータン誕生のモデルとされ同年ナビスコ杯で優勝2021年には天皇杯準優勝と益々注目を集めています。

鬼が造った九十九の石段


昔、竈門(かまど)の里に悪鬼が住んでいた。鬼は夜毎現れては人々を喰い殺し里を荒しまわっていた。里人は困り果て、八幡様に鬼を退治して下さいとお願いをした。そこで八幡様は鬼に一晩のうちに百の石段を造ることが出来たら毎年人間をいけにえにやろう、もし出来なければ今後里に出て来てはならぬと約束させた。鬼は承知して、あちらこちらの谷や川から石を運び石段を造り始めた。鬼が九十九段まで造ったその時、神様がまだ出来ぬかとお聞きになられた。鬼はその言葉に一息つきあと一段と云った時に夜明けを告げる一番鶏が鳴いて夜が明けてしまった。鬼は驚いて逃げて行き、二度と里に現れなくなった。そのためか石段を見てみると下の方は丁寧に造られているが上の方は雑に造られている。

鬼が忘れた石草履(いしぞうり)

長さおよそ45センチあり、かなりの巨体であったと思われる。
鬼の足指が三本なのは貪欲(どんよく)、嫉妬(しっと)、愚痴(ぐち)を現しており知性(ちせい)と慈悲(じひ)が欠けているからと云われている。足を入れるとたちまち力が湧き出ると云われている。